3 事前調査・施工のポイント

3-2 (2)使用する機器の選定②( 同軸ケーブル、コネクタ、収納箱など )

機器の接続や収納に使用する機器などの選定基準を示します。

<同軸ケーブル>※ 3

新設や張替を行う場合は、伝送ロスが少なくシールド性能が高い、2重シールドタイプ(S-5C-FB等、または同等の性能を有するもの)の同軸ケーブルを使用します。

<コネクタ> ※ 4

全ての接続箇所において、C15形コネクタ(または同等の性能を有するもの)を使用します。

<収納箱>

近傍に他の無線設備の基地局などがある場合は、金属製の収納箱を使用します。
ただし、スリット状の放熱孔を有するものはシールド性能が低いことが確認されており使用できません。収納箱は、シールド性能と放熱性能を考慮し使用します。


図 シールド性能が低い収納箱の一例

※ 3 S-5C-FB等など同軸ケーブルの規格は(一社)日本電線工業会において規格化されています。3224MHz伝送に対応した規格は『JCS-5423:2017』(衛星放送テレビジョン受信用耐燃性ポリエチレンシース同軸ケーブル)です。
※ 4 接続コネクタは、JEITAにおいて規格化されています。3224 MHzに対応した規格はRC-5223CのF型コネクタ(C15形コネクタ)です。

ポイント

同軸ケーブルは2重シールドタイプ(S-5C-FB等)を使用する。
全ての接続箇所でc15形コネクタ(または同等性能品)を使用する。
収納箱はシールド性能と放熱性能を考慮し使用する。




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