用語解説

ハ行

■パススルー方式
ケーブルテレビに地上デジタル放送を伝送する方式の一つで、ケーブルテレビ事業者側で受信した地上デジタル放送を、変調方式を変更せずにケーブルテレビへ再送信するものです。この方式では、市販の地上デジタル放送対応テレビまたは、地上デジタルチューナや地上デジタルチューナ内蔵録画機器で地上デジタルテレビ放送を視聴できます。

■フィールド共聴
フィールド共聴とは、屋外に設置されている共同視聴施設のことです。一般的にはテレビ電波障害対策施設(ビル陰)や難視聴対策施設等を指します。
■プリアンプ(前置増幅器)
地上デジタル放送対応UHFアンテナで受信した信号レベルが弱い場合には、そのまま伝送せずに、プリアンプ(前置増幅器)で信号レベルを上げてCN比(C:信号レベル、N:雑音レベル)を十分確保した上で伝送します。

■分岐器
分岐器は、信号の一部を分岐線に取りだしながら信号を伝送するときに使用するものです。

■分配器
分配器は信号を等分に分けながら信号を伝送して行くときに使用するものです。テレビ受信機のアンテナ接続端子が、衛星放送(BS-110度CSデジタル放送)と地上放送(地上デジタル放送)に分かれている場合にも使用します。

■分波器
分波器は、テレビ端子とテレビ受信機の間に接続される機器で、UHFとBS・110度CS放送の信号を分けるU/BS・110度CS分波器などがあります。
■ブースタ(増幅器)
ブースタは信号レベルを増幅する機能を有する機器です。テレビを良好に視聴するには、テレビ受信機の所要信号レベルを満たす必要があり、アンテナで受信した電波を伝送する途中に接続される分配器テレビ端子同軸ケーブルによる信号の減衰量をブースタであらかじめ増幅しておくことで、テレビ受信機に必要な信号レベルを確保します。

■B-CASカード(ビーキャスカード)
デジタル受信機(地デジ用テレビ、チューナ、デジタル録画機器)には一台ごとに個別の認識(ID)番号が付与されたB-CASカードが付属しており、受信機を設置したときに必ず専用の差込口に挿入して使用します。
■BS・110度CS放送
放送衛星(BS)を使って2000年から開始されたBSデジタル放送と、同じ軌道位置に打ち上げられた衛星(N-SAT-110)を使って行われているデジタル放送(110度CS)の、両方を指します。
■V伝送
VHF帯のテレビ信号だけを伝送する施設。1970年以前の施設に多く見られます。
現在では、この施設は残存していません。
■VHFアンテナ
VHF放送周波数帯域で現在アナログ放送受信用に使用されているアンテナです。
現在では、このアンテナは販売されていません。
■VHFブースタ
VHF放送波帯域用のブースタです。
現在では、このブースタは販売されていません。

▲ページのTOPへ