用語解説

ア行

■アナログ放送
アナログ放送は、画像、音声などの情報を波形の大きさで表し、電波にして送っていました。テレビ塔から遠くなればなるほど映りが悪くなるなど、電波の強度によって品質が左右されました。
地上アナログ放送では、テレビ塔から直接届く電波と高層建造物等によって反射された電波が干渉してゴースト(二重像)障害を発生していました。
デジタル放送ではこのようなゴースト障害は発生しません。
また通信では放送より先行してデジタル化が行われていました。イギリス(1998年9月)を初めとして世界的にも放送のデジタル化が進んでおり、わが国では2011年7月より全国一斉にアナログ放送の停波とデジタル放送への移行が行われました。BSアナログ放送についてもBSデジタル放送に移行しました。
デジタル放送は、通信(データ伝送)と親和性が良く、現在のデジタルテレビではデジタル放送(映像)とデータ放送(キャスター紹介や視聴者参加型クイズ番組)などを同時に楽しむことができます。
■S-5C-FB
BSやCS放送に併せて開発されたテレビ受信に適した同軸ケーブルで、絶縁物が損失の少ない発泡ポリエチレン、外部導体には両面アルミ箔貼付けのプラスチックテープ、さらに補強を兼ねた錫めっき軟銅線編組がその周囲を覆った構造をしており、シースは塩化ビニールで仕上り外径は約7.7mmでです。

■OFDM方式
OFDM( orthogonal frequency-division multiplexing )方式とは、デジタル変調の一種で直交周波数分割多重方式です。
データを、多数の搬送波(サブキャリア)に乗せるが、これらのサブキャリアは互いに直交しているため、互いに干渉しない利点があります。
OFDMは広帯域デジタル通信において、無線/有線の区別を問わず広く使われています。具体的な応用としてデジタルテレビや放送、ブロードバンドインターネット接続が挙げられます。

マルチパスによる狭帯域干渉や周波数選択性(フェージング)等に強いこと、シンボルレートが低いのでシンボル間のガードインターバルが利用できるため、時間軸上での拡散への対処や、符号間干渉 の除去が可能になります。

▲ページのTOPへ