用語解説

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同軸ケーブル

同軸ケーブルやF型コネクタは、アンテナで受信したテレビ放送の信号をテレビ受信機まで伝送するもので、途中の伝送機器間を接続するものです。同軸ケーブルは断面が同心円状で中心の内部導体と外側の外部導体の間に絶縁物を設けて信号を伝送します。外部導体が遮蔽構造になっているので、ケーブルからの不要放射や外来雑音に強いと言う特長があります。接続部のコネクター処理には十分な注意が必要で、極度な圧迫や折り曲げは禁物です。

同軸ケーブルは日本電線工業会規格(JCS衛星放送テレビジョン受信用耐熱性ポリエチレンシース同軸ケーブル JSC5423:2017 平成29年12月改正)が最新で、次の種類があります。


●同軸ケーブルの減衰量

日本電線工業会規格 JCS-5423 最大減衰量=標準減衰量×115%以下 1000m当りの減衰量(dB)
周波数(MHz) 同軸ケーブルの種類と減衰量
ECO-S-4C-FB ECO-S-5C-FB ECO-S-7C-FB
90 87.4 67.6 48.0
220 139 109 78.2
470 209 167 121
710 262 210 153
1489 398 327 242
2071 481 399 298
2681 560 469 352
3224 624 528 398

S-5C-FB
BSやCS放送に併せて開発されたテレビ受信に適した同軸ケーブルです。絶縁物が損失の少ない発泡ポリエチレン、外部導体には両面アルミ箔貼付けのプラスチックテープとさらに補強を兼ねた錫めっき軟銅線編組がその周囲を覆っており、シースは塩化ビニールで仕上り外径は約7.7mmです。

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