直列ユニットは、中間型と端末型があり、中間型は分岐器と同じ回路構成になっています。中間型直列ユニットの仕組みは、信号の一部を分岐しながら下層階に伝送していくものです。
分岐数1の中間型直列ユニットでは、挿入損失2.5 dB、結合損失12dBであるため、入力信号100dBμVの信号は、幹線に挿入損失が差し引かれ97.5dBμV、分岐線に結合損失が差し引かれ88dBμVの信号が出力されます。後続の直列ユニットでは、同軸ケーブルの損失が加わり、減衰した入力信号が同様に分岐されていきます。
分岐数 | 挿入損失(dB)※ | 結合損失(dB)※ | |
---|---|---|---|
中間型 | 1 | 2.5 | 12 |
2 | 2.0 | 17 | |
端末型 | - | 0.6 | - |
※値は、UHF帯域の性能