HOME > 用語解説 > ハ行 > 同一周波数パススルーと周波数変換パススルー
1953年にVHF放送が開始され、1963年にはUHF放送が開始されました。地上デジタル放送はUHF帯域で行われるため、VHF放送時代の伝送機器を使用している施設では、UHF帯域の伝送ができません。そこで、UHF帯域で行われる地上デジタル放送をVHF帯域のMIDバンド(周波数:108~170MHz)や、SHBバンド(周波数:222~470MHz)に変換して伝送します。この方式を周波数変換パススルーといいます。これに対して、周波数変換しないで放送周波数のまま伝送することを同一周波数パススルーといいます。ただし、地域のチャンネル配列や既存の伝送チャンネルによってUHF帯域で周波数を変換して伝送する場合、UHF周波数変換パススルーと呼びます。