HOME > よくある質問と答え > BS・110度CS放送と他の無線サービス等との周波数共用
新4K8K衛星放送で新たに使用される中間周波数(2.2GHz~3.2GHz)と、他の無線サービス等が使用する周波数との関係を下図に示します。
この周波数帯域は、ISMバンドや小電力データ伝送システム、衛星電話、BWAなどが電波を共用しており、中には日常的に使用されている無線LANや電子レンジの使用時に発する電波などが含まれます。衛星放送用テレビ受信設備の施工が不適切だった場合、双方が影響(干渉)をうけることが確認されています。
図 BS(左旋円偏波)による中間周波数と他の無線システムの周波数の関係
図 様々な電波が双方に影響するイメージ
ISMバンド:産業用(Industrial)、化学用(Scientific)、医療用(Medical)の周波数帯
小電力データ伝送システム:電波法施行規則第6条4項4号に規定する周波数(2.4GHz帯)
衛星電話:通信衛星を基地局とし、自動車、船舶、航空機等にアンテナや通信端末を搭載して通信する。
BWA:広帯域移動無線アクセスシステム(Broadband Wireless Access)のことで、無線基地局の電波によりデータ通信を行う。
無線LAN:無線でデータの送受信を行う構内通信網(Local Area Network)でIEEE802.11諸規格に準拠したコンピュータネットワークのことをいう。
電子レンジ:周波数は2.4~2.5GHz帯域を使用する。